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表紙とコラム Vol.210
白山白川郷ホワイトロード(石川県白山市)
白山白川郷ホワイトロード(石川県白山市)
白山白川郷ホワイトロードは石川県と岐阜県を結ぶ、白山国立公園内の山岳ドライブコースです。毎年6月上旬から11月中旬まで通行できます。 多くの滝や展望台などの見どころがあり、特に紅葉の時期は多くのドライバーで賑わいます。兼六園や白川郷を訪れた際は足を延ばしてみてはいかがですか。

政治家の失言が後を絶ちません。立場上、人前で話す機会が多く、記者から悪意ある質問を仕向けられるケースもあるのでしょうが、人の感情を逆撫でし、傷つけるような失言は決して許されるものではありません。

そして、その後の謝罪会見での言葉に唖然とする事があります。

被災者の皆様に不快な思いをさせたのならば、お詫びします 国民の皆さまに誤解を招くような発言ならば、お詫び申し上げたい、など。

お詫びの前に何故、前置きをつけるのでしょうか。そもそも不快に感じる方々がいるから会見を開く事態になっているのです。前置きがあると「本当は悪いと思っていないし失言とも思っていないが、不快に感じる世間のごく少数の方々に仕方なくお詫びする」そのように聞こえてしまいます。

また、素直に謝罪するなら「申し訳ありませんでした」とか「すみませんでした」というのが一般的で、「お詫び申し上げたい」だけでは意思表示をしたにすぎず、「早く謝ってください」と言いたくもなります。

謝まる側は自分の責任を少なく考えがちですが、される側は、どれだけ誠意のある謝罪でも7割程度しか伝わらないと言われており、企業の社員教育の場でも、弁解したくなる気持ちを捨て、誠実な態度を見せることが最優先だと指導しています。

マニュアルで失言防止することに注力するよりも、政治家の先生には、失言してしまった以上、せめて、お手本となるような謝罪態度を、我々に見せていただきたいと思います。

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