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表紙とコラム Vol.129
ゆめおーれ勝山(福井県勝山市)

先日、スポーツシーンで珍事がありました。札幌スキージャンプのW杯札幌大会で日本のエース伊東大貴選手がスタートゲートでバランスを崩し転倒してしまったのです。カメラは助走路を滑落していく伊東選手を捉えていましたが、止まるまでの距離は80メートルもあったと聞きました。ジャンプ台が急角度なのは理解していますが、テレビ観戦ではその危険性まではとうていわからないものです。実際に目の当たりにする斜面はきっとものすごい迫力なのでしょう。

話は変わりますが、情報技術の進化で近年、会議をテレビ会議にして出張費用を倹約する企業が増えているといいます。時間の節約にもなって一石二鳥と考える経営者も少なくないようです。
しかし、テレビはあくまでもテレビ、生の声ではないと私は思うのです。たとえば真剣なのか、社交辞令なのか、テレビの画像だけではなかなか読み取れません。相手の本音は直接顔を合わせた方が容易に探れるように思います。
すべての会議で人を集めるのは無駄が多いかもしれませんが、重要な課題はやはり相手の顔が間近で見えた方が何かとスムーズに進むのではないでしょうか。

先のジャンプ台の話ではありませんが、物事は生で向き合うところに大きな意義があるような気がします。

ゆめおーれ勝山(福井県勝山市)
はたや記念館「ゆめおーれ勝山」は、平成10年まで実際に操業していた建物を保存・活用しています。 1階にはカフェコーナーやお土産屋、体験コーナーでは手織り体験ができます。2階は「繊維のまち・勝山」を紹介する様々な展示物があります。

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