DAIDO INFORMATION
表紙とコラム Vol.212
東尋坊(福井県三国町)
東尋坊(福井県三国町)
福井県を代表する観光地の東尋坊は巨大な柱状節理の奇岩が続く絶壁です。この時期は日本海の強い海風と高波で、20m以上もある断崖絶壁には大きな波が打ち寄せ、豪快な波しぶきが見れます。また、波が穏やかな日には空を赤く染めて日本海に沈む夕日を見ることもできます。

弊社の忘年会はその年の最終営業日の業務終了後に行います。本当に1年が終わったなあ~と実感して、美味しい料理を食べ、気持ち新たに次の年を迎えてほしいからです。

ところで最近は忘年会事情もかなり変わってきています。お酒を飲まない人が多くなったこともありますが、世代間の意識のギャップや働き方改革の影響もあるようです。

プライベートの時間まで会社の人達といたくないと思う人が増え、忘年会を業務時間内にしたり、お酒抜きの「ランチ忘年会」をしている企業もあります。

またテレワークの浸透で社員全員が一同に集まることが難しく、「リモート忘年会」などと聞き慣れない言葉も耳にします。自宅勤務の社員がビールとつまみを用意し、パソコンに向かって他の社員達と乾杯し雑談を交わすのだそうです。

何もそこまでして忘年会をしなくても...と言いたくなりますが、企業としては、業務以外で社員が触れ合う場が一体感醸成のためには重要と考えているのでしょう。

かつて忘年会と言えば企業の一大イベントであり、参加は業務命令でした。若者がお酌回りをし宴会芸をして、また二次会では「先ずは若い者から歌いなさい」と言われ場を盛り上げる。 今の時代ではアウトな光景も、そこには上司、先輩の温かみがあり、また人付き合いの経験値が蓄積され、社員の一体感も生まれたような気がします。

なにかあるとパワハラだ、と言われかねない時代の流れとともに、いつか忘年会が過去の風物詩となってしまうのではないかと思うと侘しい限りです。

<<前のコラム 次のコラム>>

戻る