冬は厳しい寒波に襲われましたが、桜は平年より１週間程早い開花となりました。
そして受験を乗り越えた新入生達は入学式を迎えています。

ところで、ここ数年で大学受験の手続きがとても進化しています。
出願は志望校のホームページより住所、氏名等の情報を入力し、検定料をクレジット決済後、書類を印刷して郵送するだけです。
「失敗したらまた願書を取り寄せないと」「きれいな字で書かないと印象が悪くなる」などと、緊張しながら願書を書いた記憶がありますが、そんな心配はいりません。

そして合格発表もホームページに掲載されます。わざわざ遠方から出向く必要がないので、特に地方に住む受験生にとっては便利です。
キャンパス内での掲示板発表を残している大学も多いのですが、インターネットの普及で現地に出向く人は年々減っています。
掲示板を見て万歳する人の横で項垂れる人・・悲喜こもごもの恒例の風景は無くなるかもしれません。

遠くの志望校の合格発表を自宅でネットにアクセスして歓喜する受験生、また、現地の掲示板の前で、多くの人たちから祝福を受ける受験生、どちらもその喜びに変わりはありませんが、合格者番号の書かれた大きな紙を一気に広げていくあの感動のシーンはこれからも見続けていきたいものです。