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表紙とコラム Vol.25
石川県ふれあい昆虫館

納期に追われるような仕事をしていると、つくづく時間の流れが恨めしく思えることがあります。「もうちょっと時間があれば・・」そんな言葉が口をついて出るのは日常茶飯事です。ただ、それは裏を返せば「もう少し早くやっておけば・・」ということでもあるのですが、そんな風に考えることはあまりありません。自分の怠惰な部分は棚に上げて、すべてを時間のせいにしてしまうようなところが私にはあります。

そういえば以前、「なかなか時間がなくて・・」などと言って、上司から「そんな人に限って本当は時間があるものだよ」とたしなめられたことがありました。あのとき多忙を時間のせいにしてはいけないと肝に銘じたはずなのですが・・
どうも年を重ねる毎に、こうした傾向は強くなっているように感じます。

さて、咲き始めた紫陽花が6月10日の「時の記念日」が近いことを告げています。時間の大切さをかみしめてもらおうと、天智天皇が漏刻(ろうこく)と呼ばれる水時計を設けた史実にあやかって制定された記念日ですが、常日頃から時間を言い訳や恨み言に使っている身にとってはまさに懺悔の一日・・
でも幾度、「時の記念日」を過ごしても、時間に罪をなすりつける言動は封印できないんですよねぇ。

石川県ふれあい昆虫館(鶴来町)
金沢より車で30分、鶴来町のパークししくの手前にある「ふれあい昆虫館」。昆虫の標本だけでなく、生きた昆虫もたくさん見る事ができます。
「チョウの園」の園内では約10種類、800頭のチョウが飛んでいます。今では珍しくなった昆虫、懐かしい昆虫たちにであえるかも・・・


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