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表紙とコラム Vol.75
綿ヶ滝(白山市・手取峡谷)

いやはやたいへんな暑さです。
気象用語には昨年から、日中の気温が35度以上になる「猛暑日」が仲間入りしましたが、そんな言葉を全国各地で耳にしない日がありません。
それにもっと忌まわしいのが「熱帯夜」・・・ 日中の暑さは日陰に入ったり冷たいものを飲んだり食べたりすることで、ある程度は和らぎますが、夜間になっても気温が下がらないのは睡眠を妨げますからダメージが大きいのです。天気予報で「今夜は熱帯夜です」などと宣告されると、それだけで頭がくらくらしてきます。

それにしても「猛暑日」と「熱帯夜」がダブルで来ると、さすがに異常気象を考えずにはいられません。地球は大丈夫なのでしょうか。

ところで、先の洞爺湖サミットでもそうした地球温暖化は大きなテーマだったようですが、「猛暑日」や「熱帯夜」が持つ言葉のインパクトに比べると「温暖化」とはマイルド過ぎるのではないかとふと感じました。危機感が伝わってこないのです。
もしも気候変動などが指摘され出した1990年代に「地球熱帯化」とか「地球高温化」とかもっと過激な言い方がされていたら、私たちはずっと早くから環境対策に真摯に取り組んでいたのではないでしょうか。容赦なく照りつける太陽を見上げながら、私はそんなことを思っています。

綿ヶ滝(白山市・手取峡谷)
白山市の手取峡谷にある綿ヶ滝は、手取峡谷一の見所です。 落差32mの滝のそばには遊歩道があり、豪快な滝を目の当たりに出来ます。 綿ヶ滝周辺は「いこいの森キャンプ場」が整備され、テントサイトやバンガローがあり、川下りのボート乗り場などもあります。

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